1947-11-06 第1回国会 衆議院 厚生委員会 第28号
ただ調査の結果明らかになりましてなお未解決でありますものは、人權蹂躙、タバコその他の不正配給及び別途會計の問題、これが殘つております。それぞれの係員に對する行政處分は行われておるようでありますけれども、これらに對しましてはすでに告訴の出ておるものもあるそうでありまして、當然司直の問題として明らかにされなければならない問題と存じます。
ただ調査の結果明らかになりましてなお未解決でありますものは、人權蹂躙、タバコその他の不正配給及び別途會計の問題、これが殘つております。それぞれの係員に對する行政處分は行われておるようでありますけれども、これらに對しましてはすでに告訴の出ておるものもあるそうでありまして、當然司直の問題として明らかにされなければならない問題と存じます。
それから不正に關する第二の御質問は、五十萬圓にも達する別途會計があるのではないか、これについて詳細なる使途を調ベろということでありました。この調査の結果によります、昭和二十年以來財團法人慰安會に炊事用具施設費という別途會計を設けて、最近までの收入が約三百萬圓、支出が約二百四十萬圓になつております。この事實は一種のやみ賣買をいたしまして、その運用によつて國費の不足を補つてきたのであります。
なお不正事件のうちに、別途會計として相當の金額が流用されているようでありますが、このことも目下調査中でありまして帳簿がありません。傳票だけでありまして整理中でありますから、いずれ詳しい數字につきましては後刻申し上げたいと存じますが、數百萬圓に上る別途會計の金が不正のやみ取引というものに使用されているおそれがあるのであります。
第二には約五十萬圓に達するところの別途會計というものをつくりまして、これを利用して園の自動車を乘りまわしてやみをしておつたということが言われている。第三には倉庫から百ヤール物の布地を三十反持出しまして、これを十五本のガソリンとかえて、これを處分して、數十萬圓の不正な利益を得たということも言われているのであります。
金の出入にめんどうだから別途會計で整理したくらいで帳薄は信用にならない。二口の事實は實際運搬した本人もおり間違いない。(共産黨盛んに帳薄の提出を要求、患者中にも多數これに呼應し、遂に藤田委員長提出を要求す。)」これに對しまして加藤課長は、帳薄の提出を當局に命じて調査を後刻にまわすことにいたしたようであります。 次に新聞配達料の問題に移ります。